3月16~20日に開催され、大盛況のうちに幕を下ろした「現場川柳2020」。
応募総数なんと2,562句!多くの皆さんから作品をご応募していだきました。本当にありがとうございます。
(中にはお一人で100句近く投稿していただいた方も!)
皆さんの熱意がこもった作品から、受賞作品7句を選出致しました。
川柳と作者コメントを掲載しておりますので、併せてご覧ください!
最優秀賞
作者コメント:腕が良いと難しい仕事を押し付けられます、他と同じ単価で。
腕が良いと仕事が早く終わりますが、労務を値切られたり、追加仕事を頼まれたりでバカを見ます。
断るとダメ職人扱い。腕が悪く、非効率な人ほど一生懸命やってると言われたりします。
優秀賞
ヒコーキと ずっと読んでた ハイコーキ
CraftBank特別賞
ぶちまけた ビスがキラキラ きれいだね
作者コメント:床面いっぱいに散らばった、銀色のきらめき。決して、油断してたわけじゃない。
ただ、ビス箱をそんなところに置いたのは、自分。 一つ一つ拾う手間と時間。それで作業が止まる。 やる気なんて、もう無かった。
「あぁ、きれいだなぁ…それにしても、いつ終わるのかなぁ…」 ぼんやりとビスを眺めてても、何も終わらない。
一つため息をついてから、また始めよう。 終わらない現場は、無いんだぜ。
作者コメント:建設業の魅力の1つは仕事が形として残ることだと思います。
その形は家屋、ビル、道路、トンネル、ダムなど様々ですが、そのどれもが人の生活に欠かせないものです。
「そんなすごい仕事にパパは携わってるんだよ」とよく3歳の娘に話しています。
大勢の方が協力してつくっているので「私がつくった」なんて言うのは少しおこがましい気もしますが、身内にくらいは自慢しても良いですよね・・・?
CraftBank賞
憧れる いつかは俺も ハイエース
作者コメント:小生、幼少期より学問にスポーツ。。。恋愛の経験こそございませぬが目の前のことをただがむしゃらに努力してまいりました。
ですがただの1度も評価されたことはありません。
そんな中!このような名誉ある賞をいただけて、今までの努力が全て報われました!
この度はこのような私の川柳を選んで頂きまして本当にありがとうございます。 全人類愛せそうです。
普通の大工さん賞
亡きあとも 伴に闘う 祖父の鑿
作者コメント:鑿に限らず多くの道具は職人の一生より寿命が長い事が多く、職人を引退した後も自分が大切に使ってた道具達が、
仲間や弟子、自分の子供や孫に受け継がれる事が、毎日道具を使って仕事をしている職人にとって最高の喜びだと思います。
そして受け継いだ側も道具に恥じない仕事をする。そんなリレーに職人の素晴らしさを感じました。
とまこまい賞
化粧枠 +ビットの はんこ押す
作者コメント:大工さんなら誰もが一度は経験したことがあるんじゃないかなと思い、あるあるネタにしてみました。
自分は大工歴25年程になりますが今でもやります、指ドンも。
失敗は成功のために何度してもいいですが、ケガだけはいけないと思います。これからも安全第一に努めたいと思います。
掲載元: 建設職人の日頃の想いを川柳に。全ツイ建×CraftBank企画「現場川柳2020」受賞者決定‼︎
コメント